MSCIコクサイを選ぶ5つの理由

 企業型DCでの8年間の積立経験と小さな成功体験によって、筆者はMSCIコクサイ信者になったことを以前記事にしました。あくまでも経験と勘によって信者となったわけですが「MSCIコクサイは正義」と心から信じないとつみたて投資は長続きしません。そんな臆病な筆者が妄信を正当化するために後付けで考えた屁理屈を5つ紹介します。

  1. 米国株 vs 全世界株
  2. 足るを知る
  3. 優良ファンドが豊富
  4. 日本を除く
  5. 新興国は是々非々で

1.米国株 vs 全世界株

 米国株 vs 全世界株というインデックス投資界隈を二分する論争があります。米国派の主張も全世界派の主張もそれぞれに説得力があって、筆者にはどちらがよいのか判断できません。筆者と同様に判断できずS&P500とオルカンを半分づつという折衷案でつみたて投資する方もいるようです。筆者が妄信するMSCIコクサイ(先進国株)の過去の成績は米国株と全世界株の間にあることが多く、折衷案ならMSCIコクサイという選択肢も十分に有力だと考えています。これにより未来永劫結論が出ないであろう論争から距離を置くことができました。

2.足るを知る

 そもそもインデックス投資とは100点を狙わない、いや狙ってはいけない投資手法だと思っています。そんなことは百も承知でより高得点を目指してしまうのが人間のサガというものなのでしょう。直近の成績は全世界株よりも米国株が優位に見えます。さらに米国株を詳しくみればS&P500が最強じゃね?とか、いやいや爆発力はNasdaq100だろう!とか、果てはレバナスでFIRE!!というように限りなく先鋭化してしまいます。こうなってしまうと折角のインデックス投資が現代ポートフォリオ理論からかけ離れたものになってしまいます。ほどほどでいいじゃないか。「足るを知る」筆者は自戒の意味を込めてMSCIコクサイを選択しています。

3.優良ファンドが豊富

 筆者のポートフォリオはMSCIコクサイ100%なのですが、実際には三銘柄の投資信託で構成しています。具体的には「eMaxis Slim 先進国株式インデックス」「ニッセイ外国株式インデックスファンド」「たわらノーロード先進国株式」の三本です。いずれも純資産が2,000~3,000億円台、信託報酬が約0.1%の人気低コストファンドです。これらを資金源ごとに分けて投資しています。ポイ活収入はeMaxis、副業収入はニッセイ、賞与はたわらと言った具合です。銘柄が分かれていると一目瞭然で気分がいいです。S&P500やACWIでは同じようにはいきません。

4.日本を除く

 MSCIコクサイは日本を除く先進国22ヵ国に上場する株式を構成銘柄とする指数で、時価総額の約85%をカバーするとされています。この指数を好んで使うのは日本の成長に期待していないとか、日本が嫌いだからというわけではありません、むしろその逆です。筆者は日本の株式やETFを保有し将来も増やす計画があるため、せめてNISAで積み立てる投資信託ぐらいは日本を除外してバランスを取りたいと考えました。MSCIコクサイは日本人投資家のために作られた素晴らしい指数です。同様の理由でMSCIコクサイを選んでいる個人投資家も多いのではないでしょうか。

5.新興国は是々非々で

 MSCIコクサイは新興国の株式を含みません。新興国の成長に期待していないわけではありませんが、それ以上に新興国の政治や社会制度にリスクを感じています。そして新興国の開発資金の多くは先進国が投資しており、成長の果実を先進国(=MSCIコクサイ)が取りこぼすことは希だと考えています。また、中国共産党のように基本的な価値観を共有できず、国防上の脅威となるような国にあえて投資する気になれません。韓国は義務教育の中で反日教育を徹底し、多数の国民に我が国を敵視させるような政策を継続しています。隣国と言えども積極的に関わりを持ちたくありません。一方でインドのように親日国で成長著しい国には投資したいですね。それらは個別ファンドを数%スパイスとしてポートフォリオに組み入れたらいいと考えています。

コメント

にほんブログ村 投資ブログ 資産運用へ にほんブログ村 株ブログ 投資信託へ にほんブログ村 小遣いブログ ポイ活へ

このブログの人気の投稿

クレジットカードの断捨離

平凡54歳会社員が退職金を試算した結果