MSCIコクサイ信者になった経緯

 8年前、勤務先の会社で企業型DCが始まりました。投資経験がなく投資信託は何を選べばよいのか分からない方が沢山いて、とにかく1円でも損したくないと100%定期預金にする人や、複数の投信をあーでもないこーでもないと組み合わせる同僚がいたことを憶えています。

 筆者も多少は悩んだものの、結局は外国株式のファンド1本だけに投資することに決めました。そもそも制度導入の旗振り部署にいた同僚の顔を立てるために「お付き合い」で始めたわけで、毎月の積立額は数千円だし、こんな少額で資産クラスを分散するとか無意味だと考えての判断です。そして、外国株式だけと同僚に話したら「かっこいいね、ギャンブラーだね」と返事に困る感想をもらいました。

 その後毎年郵送されてくるレポートも開封することなく、完全にほったらかしていました。ようやくレポートに目を通したのは運用開始から数年経過してからのことです。そして運用成績に驚かされました。時価が元本の150%に膨らんでいたのです。それからは毎月の掛金を定期的に増やして現在に至ります。まだ8年しか経っていませんが、つみたて投資とは放置プレイなのにこれほど儲かるのかと感心した次第です。

 筆者が選択したファンドはMSCIコクサイに連動するインデックスファンドでした。運用開始以来一度も変えたことがありません。勤務先の企業型DCの外国株式ファンドの選択肢はインデックスとアクティブの二本しかなく、アクティブの方は信託報酬が2%弱の地雷でした。実質的にインデックスしか選択肢がなく、MSCIコクサイを選んだのは消極的な理由と偶然によるものです。それでも8年間の経験と小さな成功体験によって、筆者はMSCIコクサイ信者となりました。

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