国民年金を満額受け取れるのか

 筆者は大学卒業後22歳で就職し、新卒入社した会社に30年近く勤めています。これまで転職した経験はなく、今後も転職するつもりはありません。何もなければこのまま定年まで勤め、その後再雇用制度を利用すれば65歳まで働くことができます。

 特に若いころは国民年金に加入したという意識はなく、給料から年金の名目で結構な金額が天引きされている程度の認識でした。このまま60歳の定年を向かえると、国民年金には38年間(456か月)加入する計算になります。国民年金を満額もらうための加入期間40年間(480か月)には2年間(24か月)ほど足りません。

 簡易的に老齢基礎年金の1か月の単価を1,627円(≒780,900円÷480か月)とすると、未加入2年間(24か月)の影響額は年額で39,072円(≒1,628円x24か月)となります。満額に比べ毎月3,256円少ない受給となります。これを多いとみるか少ないと見るかは人それぞれ。もらえたら嬉しいけど何か無理をしてまで固執する金額でもない、そんな微妙な金額です。

 しかしよくよく調べてみると、国民年金ではなく厚生年金のほうに経過的加算と呼ばれる部分があって、60歳以降も働いて一定期間厚生年金を納めることで、国民年金未加入期間の減額分を補ってくれることがわかりました。結論としては筆者の場合、定年後2年間働けば、老齢基礎年金を実質的に満額受給できるようです。

 公的年金制度は複雑で取っつきにくいですが、様々なケースをカバーして真面目に保険料を納め続けた人を損させない仕組みになっています。制度自体が複雑なのも仕方がないのかもしれません。ともかく筆者は国民年金に関して心配無用、健康に気を付けて62歳まで働くだけです。FIREには程遠いですが、悠々自適な夢の年金生活へ向けて頑張りたいと思います。

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